![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
|
![]() |
||
![]() |
私のもとから、多くの人々が去っていった。
最初に去って行ったのは、権力者。
いままで散々私に貢いできたのに、ぱったりと寄り付かなくなった。
私を訪れる裕福な大人たち、わいわいと騒がしい子供たちも、気づけばいなくなっていた。
私の元で働いていた使用人も、ひとり、またひとりと減って行った。
彼らも、最初のころは私に挨拶をして出て行った。今は、挨拶もなく静かに去って行く。
私が名前を呼んでも、答えるものがいない。
不便だし、寂しくはあったが、避け得ない運命ならばと受け入れるしかなかった。
半年ほどひっそりと過ごした後、私の部屋にはスチームが届かなくなった。
宇宙引越し公社の男が、セントラルヒーティングを切ったのだ。
地球の寒冷地を模した気候で、スチームがなくなるとどうなるか。
あなたに想像できる?
さらに数週間が過ぎた。
人影はまばらになり、まったく姿を見ない日もあった。
そんなある日、幾人かの浮浪者たちが辻で火を焚きはじめた。
火に惹かれるように、続々と人が集まって行く。
その中には、私の使用人の姿もあった。
調子の外れたクリスマスソング。
どこにあったかわからない食料が持ち出され、食卓はいささか寂しいながら聖誕祭を祝っていた。
火は、夜半まで灯された。
人々の営みを数ヶ月ぶりに見て、私の心もわずかに明るくなった。
このまま人々が帰ってくると錯覚するほどに……。
翌朝、誰もいなくなった。
昨夜の狂騒は何? 人々はどうやって出て行ったの?
頭の中が熱くなり答えの出ない謎解きを始める。でも、一番芯の部分はしっかりと冷えて、事態を把握していた。
本当は、もう気づいていた。
私は捨てられたんだ。
私の気づかぬうちに取り付けられたエンジンが、衛星軌道の周回方向に逆噴射を行った。
ゆっくりと減速し、重力に引かれていく。
コロニー内部のゲレンデに蓄えられ、凍りついていた雪が、異常加熱によって融解し設計限界に迫る内圧を生んでいた。
大気との摩擦により羽のように突き出した太陽電池が剥落し、引力に引かれて次々に雪のようなガラス片を撒き散らす。
加熱され、ついには水蒸気となった雪の内圧により、明り取りのキャノピーにはつぎつぎにヒビが入っていった。
だが、キャノピーは熱と内圧にぎりぎりまで耐えていた。
大気の壁にぶつかった数瞬後、私の身体は内圧に耐えかね、破断した。
水蒸気による内圧の異常上昇により四散した私の破片は、奇跡的に陸地以外のところに落着した。
これが、白銀の天使と呼ばれた私の最期。
後にそれは、天使のもたらした奇跡と呼ばれたらしい。
久々(2年くらいか)にメガネのレンズだけとっかえました。
これこれ これにしたっすよ。
http://www.e-meganeya.com/bui/
なんか、体によいとか楽とか書いてある。
ほんとかな いいことあるかな。
ヘボ部->へぼぶ->ヘボブ->ボブ->ボーイズラブ
みえたっ!!
hebomegane2008/05/03 13:10見えるなっっつ!
mike_n2008/05/28 15:11Σ(゚Д゚;)
すでに先発ローテーションに食い込み、試合の日々を送っています。
最近の悩みは、近鉄の化け物クライアントです。
今日もクライアントに特大のホームランを打たれました。東京ドームの天井に突き刺さってました。
僕はマウンドでうずくまりましたが、監督が優しく慰めてくれました。
僕の投球が悪かったせいで、ホームを踏ませてしまいましたが、相手は天下のクライアントです。監督もそこは考慮するといってくれています。
僕も早く変化球を覚えて、クライアントに長打を浴びないような投球を身につけたいと思います。